追加調査へのご協力をお願いいたします

 エコチル調査には、全国15ユニットセンターすべてで行われる全体調査、詳細調査、そして各ユニットセンターが独自に実施する追加調査があります。

 福島ユニットセンターでは、追加調査への参加について同意をいただいた方のみを対象に、下記の追加調査を実施いたします。

※追加調査への参加はお断りいただくことができ、また、一旦参加された場合でも、いつでも取りやめることができます。なお、追加調査参加に同意いただけない場合や参加を取りやめられた場合でも、エコチル調査の参加に関しての不利益は一切ありません。

1. 妊娠合併症発症予知を目的とした代謝物質の調査

【目的】
 妊娠合併症(妊娠高血圧症候群等)の早期発見に役立てることが目的です。
【内容】
 エコチル調査で検査終了した妊婦様の血液を利用させて頂き、血液中の代謝物質を調べます。

備考:全体調査で使用後の、本来処分される血液を用いるので、余分に血液を採ることや、余計に針をさすことはありません。(新たな負担をおかけすることはありません。)

【担当・問い合わせ】
公立大学法人福島県立医科大学医学部産科婦人科学講座
経塚標
TEL:024-547-1290
FAX:024-548-3378
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

2. 東日本大震災後の子どもの精神状態と発達障害との関連についての調査

【目的】
 大規模災害と環境汚染に関連するストレス、という特殊な環境に置かれた本県(福島)において、環境が子どもの発達に与える影響について調査し、発達障害を様々な視点から評価し、発達障害が認められる割合などを明らかにすることが目的です。
【内容】
 福島市内で出生し、エコチル調査に参加しているお子様とお母様を対象とした、お子様の発達についての調査です。具体的には、お子様が1歳から12歳までの間、1年に1度質問用紙(15~20分程度の所要時間)に回答頂き、その回答結果について集計・分析を行います。
【担当・問い合わせ】
公立大学法人福島県立医科大学医学部神経精神医学講座
松本貴智、板垣俊太郎、増子博文
TEL:024-547-1331
FAX:024-548-6735

3. 小児期感染症の病原体に対する母体と臍帯血の抗体価と周産期因子の関連性について

【目的】
 子どもの感染症(肺炎や胃腸炎、髄膜炎や脳炎など)には、さまざまなウイルスや細菌が原因です。特に、新生児や乳児は免疫力が弱く重症化しやすいため注意が必要です。本研究ではお母様と赤ちゃんがウイルスや細菌に対する免疫力(抵抗力、抗体価)を明らかにし、赤ちゃんの感染症対策や重症化の予防に役立てることを目的としています。
【内容】
 エコチル調査参加者のうち、平成25年6月から平成26年11月に出産された方を対象としています。対象の方から採血された血液と出産時に採取された臍帯血の残余検体を使用して、ウイルスや細菌などの病原体に対する抗体価を測定します。母体がどれくらい免疫力を持っているか、母体と新生児の免疫力の関係について調べます。本研究で新たに採血や質問票調査などをお願いする予定はございません。残余検体に関しては、「残余血清について」をご覧ください。また本研究に関しては 、福島県立医科大学倫理委員会のホームページにても情報公開しています。
http://www.fmu.ac.jp/univ/sangaku/data/koukai/2124.pdf
 残余検体の本研究での利用について賛同いただけない場合は、下記の担当・問い合わせ先にご連絡ください。
【担当・問い合わせ】
福島県立医科大学附属病院総合周産期母子医療センター
佐藤真紀
TEL:024-547-1563
FAX:024-548-2177
詳しくはこちらのページをご覧下さい。

4. 心理的発達における親子関係の特性について~愛着(attachment)に注目して~

【目的】
 ヒトの心理的発達における親子のかかわり合いについて明らかにすることが目的です。
【内容】
 エコチル調査の詳細調査参加者様を対象に2歳および4歳精神神経発達検査(新版K式発達検査2001)の検査映像と、全体調査の質問票の回答から、お子様と保護者の方とのかかわり合いや質問票との関連について明らかにします。
【参加協力について】
 参加に同意されない方は、下記の担当・問い合わせ先までご連絡ください。ご連絡がない方は、同意が得られたものとして、調査の参加者とさせていただきます。なお、参加をお断りいただく前に学会、論文等で発表した結果については取り消すことができないことをご了承ください。
【担当・問い合わせ】
公立大学法人福島県立医科大学 エコチル調査福島ユニットセンター
尾形優香
TEL:024-547-1449
E-mail:eco-r@fmu.ac.jp